ジャニーズJr.ジェシー(20)松村北斗(21)田中樹(じゅり=21)らが3日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた映画「バニラボーイ トゥモロー・イズ・アナザー・デイ」(根本和政監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 3人にとっては映画初主演作で、昨年4~5月にかけて行われた撮影の苦労話に花が咲いた。ジェシーは約1週間の沖縄ロケを振り返り、「大雨で樹が走るシーンが大変だった。僕はホテルでメダルゲームをやってたけど(笑い)」。撮影の残り日数がなく、雨の中撮らざるを得なかったといい、田中も「靴の中とかぐちゃぐちゃになったよ」と苦笑いした。

 田中は運動神経抜群なキャラで、走るシーンが多かったという。ファンの間では細身で知られており、「今でも『既にガイコツ』みたいに言われてる」と笑った。中でもバスケをするシーンが見どころという。「あそこ、かっこいよね、俺。全国のみなさん、俺かっこいいよ」と、中継で結ばれた全国19スクリーンのファンにアピールした。対照的に、松村はほとんど運動するシーンがなく、「ちょっと上り坂がつらいなあ、ぐらい。すいません」と頭を下げ、笑いを誘った。

 ジェシー演じる高校生の太田は、物に「俺の」と書いている。その習慣にかけて、田中が「僕も名前、書きますね。高校のローファーとかパンツとかも書いてあった」と告白すると、ファンから驚きの声が上がった。ジェシーが「背中にも書いてる」とボケると、田中は「書いてねえよ。消えちゃうじゃん」と突っ込んだ。するとジェシーがボソッと「そうか…」と素に近いリアクションで返し、今度は爆笑が起きていた。

 松村の習慣について聞かれたジェシーは「早く帰るよね。『ご飯に行こうよ』と振り向いたときには、もういない」と苦笑いした。すると松村も「大げさに言っている気がしますけど、本当なんです」と認めた。

 ほか小西成弥、前田航基、根本監督が登壇した。