NHK大河ドラマ「真田丸」の23日(NHK総合午後8時)の平均視聴率が、13・0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが24日わかった。

 前週16日は15・4%だった。23日は放送時間帯に日本シリーズ第2戦があり、視聴率を奪われた可能性がある。

 23日の回は、大坂城に入った真田幸村(信繁=堺雅人)は、豊臣秀頼らから総大将になってくれ、と言われる。幸村はいったん辞したが受け入れた。

 だが、軍議の席で、後藤又兵衛(哀川翔)や毛利勝永(岡本健一)が「なぜ、後から来た真田に従わねばならぬのか」と注文を付ける。

 幸村は受け入れて総大将を辞退する。

 その上で、「10万の浪人を2万ずつ5つに分け、5人が大将になる。総大将は秀頼公でいかがか」と提案する。

 それで後藤らも受け入れた。幸村も5人の大将の1人になった。

 幸村の家臣の高梨内記(中原丈雄)は、浪人らにまとまりがなく、また秀頼の家臣にもそれらをまとめていく力がないことに先行きの不安を感じていた。

 だが、幸村は、浪人らが功を挙げて、もう一度のし上がろうとしていることに可能性を感じていた。いやいやながらに挙兵してくる徳川勢とは「そこが違う」と。いよいよ大坂冬の陣が近づいていた、という回だった。