女性3人組ボーカルユニットKalafinaが、24日、都内で、クリスマスツアー最終日の公演を、所属事務所の先輩、神田うのがデザインしたウエディングドレスを着て行った。

 公演前に会見を行った緑のドレス姿のWakana(年齢非公表)は「クリスマスらしいので選びました。結婚する方にもお薦め。踊っていても常にエレガントに見えます。ドレスは女の子の永遠の憧れ」。赤のドレス姿のKeikoは「いつか、うのさんのドレスを着て歌いたいと思っていたので、夢がかないました。女性らしさを意識しながら立ち振る舞いもできので、女性として生まれたからにはすべての女性に着てほしい」。Hikaruは「いろんな方にお祝いしてもらう時に着るドレスなのでステージ映えがしました」と語った。

 また、結婚の時期にKeikoは「急いではいませんが、女性として全く考えていないわけではないです。楽しみにしていてください。そんな日が来たら喜んでくれたらいいな」。うのからは「未来の花嫁さんに着てもらえてうれしい」と言われたという。Hikaruは「私も同じです」。Wakanaも「2人の特別な日が楽しみ。幸せを分け合える日なので、おめでたい日はウエルカムです」とし、自身については明言を避けて笑った。

 また、サッカー日本代表DF長友佑都(30)とタレント平愛梨(32)が、この日、婚約会見を行ったことにKeikoは「刺激は受けます。結婚願望がありますかと聞かれてNOではないです。でも歌っている以上は、遠ざかっていく気はします。でもいいんです。こうやってウエディングドレスを着られましたから」と笑った。

 一方、今回のツアーを振り返ったKeikoは「各会場の響きが人の性格のように違いました。会場と会話するような形で歌い、土地の空気、会場の空気を込められた1カ月だったと思う」。Wakanaは「アコースティックライブなので年配の方も多く来てくれてすごくうれしかった」。Hikaruは「いつもより近い距離の温かいライブにしたいと思ってやりました」と語った。

 来年はデビュー9周年。「Kalafina“9+ONE”」というタイトルで来年4月から全国10都市13公演行うホールツアーの開催も発表。Keikoは「来年は10周年のイブイヤー。過去の歩みと10周年に向けた未来の2つの面を見せたい」と抱負を述べた。