SMAP中居正広(44)が、同グループ解散日となった31日、最後の番組となったニッポン放送「中居正広のSome girl,SMAP」(土曜午後11時)に出演した。

 番組の冒頭で「幸か不幸か31日ですか。神様は僕にこの31日という今日の日をどういう意味で与えてくれたのかな。なんで31日だったんだろうか。何かお話ししないといけないこともあるのかなと思ってます」と含みのあるコメントを残しながら、番組をスタートさせた。

 年明けにはSMAP解散報道で日本じゅうが揺れた。いったん解散報道が収まったものの、夏場以降に報道が再燃。日本の芸能界をけん引してきたSMAPの解散が現実のものとなった。「何が正しいのか、もう何周も何周もしていた。だからすべてが正しいなんて、自分が正しいなんて、僕は思ってない。人間の真価を問われる1年だった」と率直な思いを口にした。さらに「メンバーは今年1年、本当によく頑張ったと思います」とSMAPのメンバーをねぎらった。

 37万超の署名運動が事務所に届き、「世界に一つだけの花」の購買運動も起きた。ベストアルバムに投票、この日一般紙には広告特集が折り込まれるなど多くのメッセージに感謝の言葉をつづり「みんなのすべての思いっていうのは、ちゃんと届いてます。もう、ありがとう、ありがとう、でいっぱいです。期待に応えられなくて申し訳ない、でいっぱいです」と声を絞り出した。

 最後に「SMAP中居正広としても最後の放送です。勝手ながら締めさせていただきたいと思います」と話すと「慎吾~!剛!吾郎!木村!SMAP!じゃあねー!バイバイ!」とシャウト。

 エンディングでは、88年のグループ結成後の原点とも言える「SMAP」が流された。