女優香川京子(85)が7日、角川シネマ新宿で開催中の「溝口健二&増村保造映画祭 変貌する女たち」のトークイベントに出席した。

 溝口健二監督の「山椒大夫」(54年)「近松物語」(54年)に出演した香川は、「近松-」での演出を振り返り「芝居は頭で考えたんじゃいけないと言われました。私にとってはお芝居の根本を教えていただいた。あれがなかったら、今はどうなっていただろうと思っています」と話した。

 司会者が、溝口監督が香川のことを褒めていたエピソードを話すと、香川は「監督さんって直接褒めてくださらない。よそで聞いて『そうだったのかしら』と思うんです。私に言ってくださればいいのに」と笑っていた。

 同映画祭は溝口監督没後60年、増村監督没後30年の特別企画で、26日まで開催。