俳優升毅(61)が19日、都内で、長編映画の初主演作「八重子のハミング」(佐々部清監督、5月6日公開)の舞台あいさつに出席した。

 若年性認知症になった妻を介護する夫を描いた物語で、佐々部監督が自分で資金を集めて映画化にこぎ着けた。

 升は「僕も途中から、佐々部監督と命がけで取り組みました。大きな映画会社もついていない映画ですが、本当にたくさんの人に見てほしい」とあいさつした。

 28年ぶりに商業映画に復帰した高橋洋子(63)は「もう1度、映画をやってみたいという気持ちはあった」と話した。

 山口県萩市、下関市で撮影され、同県では昨年秋に先行公開された。この日はほかに、文音、中村優一が出席。