今、もっとも復帰を望まれている歌手ちあきなおみ(60)。その軌跡を描いた「ちあきなおみ

 喝采、蘇る。」(石田伸也著、徳間書店刊、定価1575円)が、徳間書店から発売された。ちあきは92年に最愛の夫、郷■治(享年55)が死去して以来、表舞台から消している。作曲家・船村徹、義兄・宍戸錠、美川憲一、コロッケなど、30人以上の証言によりちあきの魅力、沈黙の謎を解き明かしていく。

 ちあきは72年に「喝采」で日本レコード大賞、以降も「矢切の渡し」などの演歌から、ジャズ・シャンソンと枠にとらわれない活動をしてきた。「吾亦紅」がヒット中のすぎもとまさと、甲斐よしひろ、中村中などが「尊敬する歌手」と公言している。※■は金へんに英