25日に急死した人気歌手マイケル・ジャクソン(享年50)の遺体について、米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は27日、関係者の話として、遺族が雇った病理学者による独自の解剖が行われたと報じた。

 AP通信によると、ロス市警は同日、ジャクソンさんの急死直前まで近くにいた専属のコンラッド・マーレー医師から弁護士同席で約3時間にわたり事情を聴いた。

 マーレー医師の広報担当者は、医師が「幾つかの矛盾をはっきりさせる」ために警察に会ったとの声明を発表。容疑者としてではなく、あくまでも目撃者の立場だと強調した。

 遺族側の独自解剖に関し、遺族と面会した黒人指導者ジェシー・ジャクソン師は記者会見で、遺族が急死に関する未解明部分について知りたがっていると指摘した。

 26日に遺体を解剖したロサンゼルス郡検視局は、毒物検査などで最終的な死因特定に4~6週間かかるとの見通しを示している。遺体は検視局から遺族に引き渡されていた。

 [2009年6月28日16時23分]ソーシャルブックマーク