音楽プロデューサー小室哲哉(50)が23日、都内の福家書店銀座店で、16日発売の著書「罪と音楽」の購入者150人を対象にしたサイン会を開いた。2年前、尚美学園大特任教授として講義した内容を出版する企画が立ち上がったが、昨年11月の詐欺容疑の逮捕で中断。しかし拘置中に考えたことを書き記すことで再度、出版にこぎ着けた。「これからどうやって皆さんに、僕の音楽で楽しんでもらえるか。拘置所の生々しい表現もありますが、自分で考えました。『必ずやります』という所信表明です」と力を込めた。今年5月に懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を受けて以来、歌詞が付いていないものを含めて、50曲以上を作曲したという。「これらをどう発表して、誰に提供するかは、これから考えたい」と話した。

 [2009年9月23日16時27分]ソーシャルブックマーク