ファイル共有ソフト「ウィニー」の開発者で、著作権法違反ほう助の罪に問われ、8日の大阪高裁判決で逆転無罪となった金子勇元東大助手(39)に2005年、NHK京都放送局に勤務していた記者が「無罪主張は『悪あがき』」とした上で、インタビューに応じるよう求める手紙を送っていたことが9日、分かった。

 弁護団によると、手紙は1審京都地裁で公判中の2005年、金子元助手の自宅に届いた。

 記者は手紙で「弁護側が的外れな見解を繰り返している」「『悪あがき』をすればするほどあなたの評価は下がる」などと弁護方針を批判。その上で「インタビューに応じて、動機を正直に話せば、世間の納得は得られるはず。執行猶予が付くのは間違いない」などと記述していた。

 NHK広報局は、記者が手紙を送った事実を認め「不適切な内容が含まれており、弁護団には既におわびした。金子氏にも謝罪の気持ちを伝えてほしいと弁護団にお願いした」としている。

 [2009年10月9日11時59分]ソーシャルブックマーク