歌手二葉百合子(78)が17日、都内の所属レコード会社で引退会見を行った。一問一答は以下の通り。--引退を考えるきっかけは?

 二葉

 何年か前から自分の心に『声が出るうちにやめるんだ』と言い聞かせていました。芸能生活60周年の時に『これで引退かな』と思った。しかし、おかげさまで体はいたって元気な方なので。60年を迎えて、今度は65周年目指して頑張った。そして65周年を迎え、その時も『今度かな』と思ったんです。でも、元気に舞台を務めることができて70周年を迎えられた。それからまた、あっというまの5年。昨年75周年を迎え昨年の暮れに『もう、これで引退をさせていただく』という気持ちになりました。幕を下ろす時だと。--石川さゆりさんら弟子の反応は?

 二葉

 石川さんには、昨年12月に引退すると伝えた。『えっ、何で』と言われた。私の決心が堅い話をしたら『体に気をつけて、お稽古に通ったらまた教えてくださいさい』と。7人の弟子がいますが、1人1人が、私が教えた通りにやってくれる。それがすごく生きがいで、おけいこをするというのは、私の健康法の1つ。うちのお弟子さんは「二葉組」と言っていまして皆さんが『二葉組は解散しません』と。おけいこに来たら、私も大きな声でやります。たくさんの、いい娘、息子を持って私は幸せです。--家族は?

 二葉

 昨秋、主人は一緒に仕事していますから、私の様子見て(引退を決めたことを)分かったと思う。秋に息子夫婦に伝えたら『長いこと、おふくろは大きな物を背負ってきた。この辺でほっとしてもいいのでは』と。--芸能生活を振り返って

 二葉

 本当に私は、もう、こんなに幸せな芸人はなかったと思います。デビューしたのは満3歳。戦前、戦中、戦後と経験しました。休みがなく、戦時中も疎開場所から回りました。かぜをひいても休み無く回りました。長い休みは出産したときの20日間。こうして、ここまでやらせていただいたことで、全部苦労も悲しみも消えました。いい思い出だけが残っております。ですから、私は幸せだなと。感謝の2文字です。--7月の東北ツアーは「さよならツアー」に。

 二葉

 今年は『さよなら公演』と『さよなら』がついちゃうんですよね。だから、東北の各都市の皆さんには、私の歌っている最後の姿を見て聞いていただくことになりますので、今まで以上に全力投球で歌って参ります。--来年3月の東京での最終公演以降は文化人としての活動は?

 二葉

 3月以降は、もうプロではございませんので。また、何かで納得のいくイベントでそういう機会がありましたら、歌わせていただくこともあるかもしれない。今は何とも言えません。

 [2010年3月17日20時18分]ソーシャルブックマーク