俳優で歌手の福山雅治(42)が2日、都内で行われた第48回ギャラクシー賞贈賞式で、テレビ個人賞を受賞した。NHK大河ドラマ「龍馬伝」での印象的な人物像を創出、同スペシャル「ホットスポット

 最後の楽園」では自然ドキュメントに新しい魅力を与えたことが評価された。

 テレビで“最も輝いた人”となった福山は「デビュー20年以上ですが、賞には縁がなかった。自分にとって、ひとつの節目になる。これを励みに頑張っていこうと思える賞です」と喜んだ。「この受賞を、亡くなった児玉清さんに伝えたい。出演を思い悩んでいた時、背中を押してくれた」とエピソードも披露。親子役で共演した「龍馬伝」で、新境地へ導いてくれた恩人への思いも語った。

 終わってみて世界が変わったことを実感した。「年配の男性からも『龍馬、お疲れさん』と声を掛けられるようになった。これまではなかった」とおどけ、「龍馬のように、いつの間にか(相手の)懐に入り込む人柄になれたら」と憧れを口にした。さらに「次は音楽でいただきたい」と意欲も見せた。

 同賞は、放送批評懇談会が番組の向上・発展を目指す目的で63年に創設した最も歴史のある放送賞。今年の大賞には、テレビ部門のNNNドキュメント’11「夢は刈られて

 大潟村・モデル農村の40年」(秋田放送)などが選ばれた。