01年「少林サッカー」などで知られる、中国のチャウ・シンチー監督(52)が22日、都内で最新作「西遊記~はじまりのはじまり~」(11月公開)記者会見を開いた。

 会見前に立ち上げが発表された、日活と東宝東和がタッグを組みアジア各国の1級作品を提供するレーベル「GOLDEN

 ASIA」第1弾に選ばれたことを受け、6年ぶりに来日した。同監督は「しばらく日本に来ていませんでしたけど、またお会いできうれしい。みなさん(日活と東宝東和)はお目が高い。この作品を選ばずに、何を(第1弾作品に)選びましょうか」と胸を張った。

 「西遊記~はじまりのはじまり~」は、三蔵法師が孫悟空、沙悟浄、猪八戒と出会う前に、妖怪ハンターとして奮闘していた玄奘時代を描く。女性妖怪ハンターとの恋も描く、オリジナルストーリーだ。中国では昨年公開され、興行収入約200億円超を記録し、年間興行成績1位とメガヒットした。

 テーマソングに、日本の人気ドラマ「Gメン'75」のテーマを選んだことについて、同監督は「僕自身『Gメン'75』の大ファンです。三蔵が悪を撲滅する物語にピッタリだと思いました」と笑顔で語った。