女優仲間由紀恵(35)が10日、京都・上京区の帰白院にある故森光子さん(享年92)の墓前を訪れた。

 森さんの代表的舞台「放浪記」(来年10月14日から、東京・日比谷シアタークリエなど)に主演するためで、仲間は「森さんが大事にされてきたもの。気を引き締めて臨みたい」と話した。

 森さんの「放浪記」2000回公演を観劇するなど、生前から親交があった。「森さんが林芙美子さんを演じているのか、林さんそのものか分からないくらい自然でした。私も少しでも近づけるように頑張らなきゃと思います」と決意も新たにした。

 墓前を訪れた後は、森さんが生家つかった「新三浦」も訪れ、「机も実際に使われていたものだそうです。一緒に写真が撮れてよかったです」と笑顔を見せた。

 「放浪記」は15年10月14日~11月10日まで東京公演(日比谷シアタークリエ)を皮切りに、同11、12月に大阪公演(新歌舞伎座)、同12月に名古屋公演(中日劇場)、16年1月に福岡(博多座)で上演される。