【2012年2月23日

 日刊スポーツコムより】

 俳優菅原文太(78)が当面、映画復帰しない意向を示した。23日、都内で消防団激励の講演後、山田洋次監督(80)の新作「東京家族」の主演を降りたことに触れ、「(考えは)変わらない」と、引き続き被災地支援活動を最優先することを宣言した。講演では、全国の消防団員を「究極のボランティア」と絶賛。東日本大震災で殉職した約200人の消防団員の遺児169人に対し、「何らかの形で応援したい」と支援を口にした。

 仙台市出身の菅原の思いは、映画出演より被災地支援だった。映画復帰を問われると、「止める止めないを言ったところで、個人的なことだしな。それに(自分のような)ロートル、誰も待ってないよ」と笑いを誘った後、「どういうテーマであれ、しばらくは映画を撮っている場合じゃない。劇映画の存在が、今の時代にはどうかな?

 変わらない意見」と話した。

 若い俳優、映画関係者には「(被災した)東北が変わらずにある、去就を定められない人がいることを(頭の)片隅に置いて、仕事をしてもらいたい」と語った。

 講演会では、78歳の高齢ながら、1時間以上も立ったままで、被災地の惨状、木造の仮設住宅の存在などを訴えた。全国から集まった消防団員を「命懸けで自分たちの村や町や地域のために働いた人々。究極のボランティア」とたたえ、「消防団員の活動を超える活躍を期待しています」とエールを送った。