関西テレビの福井澄郎社長が29日、新春社長会見を開き、4月から午後~夕方帯の3時間枠で、新たな生情報番組をスタートすることを発表した。進行は現在、産休・育休中で、1年半ぶりの復帰となる藤本景子アナ(37)が務める。

 福井社長は「4月改編で攻勢に出る。大改編を行う」とし、午後帯の3時間生ワイド枠を新設。3時間規模は、同局では「過去に例がない」とし、大きな挑戦となる。

 その軸となる進行役には、同局午前の人気生情報番組「よ~いドン!」を立ち上げ、貢献した藤本アナを抜てき。福井社長は「功労者の1人であり、私も期待しています」と語った。

 その藤本アナは、13年11月から産休に入り、現在は育児休暇中。新番組での復帰となり、同局を通じて「(1年半ぶりの仕事が)情報ワイド&ニュースを夕方から毎日大枠生放送という、初めてのジャンルへの挑戦になるので、不安も大きいですが、ほんの少しでも誰かの役に立てるような番組になればいいなと思っています」とコメントした。

 関西ローカルの午後~夕方帯の生情報番組としては、99年10月から続くMBSテレビ「ちちんぷいぷい」があり、根強い人気を維持している。一方で、読売テレビの「情報ライブ

 ミヤネ屋」は、06年7月のスタート当初は関西ローカルだったが、宮根誠司氏の軽快なテンポ、進行術もあって、後に日本テレビ系の全国ネット放送へと成長しており、関西テレビの挑戦にも注目が集まる。