俳優高橋克典(46)主演映画「私の叔父さん」(来春公開、細野辰興監督)が6日までに、企画から10年の時を経て撮影をスタートした。同映画は直木賞作家連城三紀彦氏の同名小説の映画化。45歳のカメラマンが、亡きめいの忘れ形見である18歳の娘との会話をきっかけに、めいの生前の18年前に思いをはせるストーリーで、主役の高橋は現在の40代と、18年前の20代の主人公を演じる。

 細野監督は、10年前に高橋主演の映画「竜二

 Forever」(02年公開)のメガホンをとった。その撮影終了直後、高橋に今回の映画の企画を打ち明けていた。同監督は「この作品は現在と過去の主人公が同一人物でないと成立しない。難しいが、彼の俳優魂ならできるかもしれないと直感していた」と振り返る。当時の映画界は大作ブームで企画が思うように進まなかったが、このたび、企画が再始動。監督は高橋に再び声をかけた。

 監督とともに企画実現を心待ちにしていた高橋は「自分の記録としても、監督と本物の映画を作っていきたい。監督の厳しい目線と同じ立ち位置で役作りをしていきたい」と話している。