喫煙問題で昨年3月に所属事務所を解雇され、謹慎を経て芸能活動を再開した元モーニング娘。加護亜依(20)が16日、成田空港から香港映画「スーパーシェフ(仮題)」の撮影に向けて出発した。搭乗前の会見で、2年2カ月ぶりに取材陣の前に姿を見せた加護は「やっと復帰できました。私なりに頑張って行ってきます」と話した。

 どんな質問にも明るく答えた。解雇後、リストカットして自殺を図ったことについても「(傷あとは)残っています。人間として最悪なことをしたので、やらないって決めました」。ハロー!プロジェクトの仲間だった藤本美貴の初主演舞台を見て奮起、デュオを組んでいた辻希美が昨年11月に長女を出産したことを祝福し、会いたい気持ちを明かした。今後、ハロプロメンバーと同じ舞台に立てないことは覚悟しており、女優の道を進む。16キロ減量してスリムになったが「もし(リバウンドで)太っても自分のことは好き」と、明るく笑い続けた。