リーダーYOSHIKI(年齢非公表)の持病の悪化で世界ツアーを延期していたX

 JAPANが、11月22日のパリ公演を皮切りに活動再開することが9日、分かった。米国の自宅で治療に専念していたYOSHIKIが、医師から「11月には復帰できる」との診断を受け、パリ代替公演が決定した。YOSHIKIはアジア、米国、その他欧州公演について相当な覚悟で臨む決意を見せており、公演日程は近く発表される予定だ。

 現在、米ロサンゼルスの自宅で頸椎(けいつい)椎間板ヘルニアの治療を受けているYOSHIKIが覚悟の決断をした。11月22日、パリのベルシー多目的スポーツセンター公演を皮切りに、延期していた世界ツアーを再開させる。1万人を動員する予定で、同センターはセリーヌ・ディオン、コールドプレイら人気アーティストがステージに立ったことで知られている。アジアのアーティストで同所でライブを行うのはX

 JAPANが初めて。アジア、米国、その他欧州公演については、近く発表される予定。

 関係者によると、YOSHIKIは90年、Xのアルバム「Jealousy」のレコーディング中に倒れた時に行ったカイロプラクティックで治療を受けている。しゃもじや魚のオイルを使って筋肉をほぐす治療法で、医師から「11月の復帰が可能」と診断された。このほど、パリで行われたX

 JAPANのフランス公式ウェブサイト開設記念イベントでは、記念Tシャツを着た3000人の現地のファンがパリ中心街を練り歩いた。

 また、フィルムコンサートではメンバー不在にもかかわらず、5000人がXポーズ。YOSHIKIはこの熱狂ぶりの報告を受け「早くファンの熱い思いに応えたい」と気合を入れているという。

 代替公演を発表した以上、2度の延期は許されない。関係者は「何が起こるか分からないのがX

 JAPAN。しかし、やるときはやる」と話す。3月の東京ドーム3日連続公演で、YOSHIKIは「中止はあってはならない」と断固たる決意を持って完走した。アジアの日程に関しては、今後YOSHIKIが現地に出向き、詳細を発表する意向を示しており、秋のX

 JAPANの復活が再び注目されそうだ。