バカボン41周年赤塚不二夫トリビュート盤
人気漫画家赤塚不二夫さん(72)の初トリビュートアルバム「四十一才の春だから」が9月24日に発売されることが1日、分かった。不朽の名作「天才バカボン」のパパの年齢が41歳で、作品が「週刊少年マガジン」に連載されて41周年になるのを記念して制作される。98年に故手塚治虫さんの例はあるが、漫画家のトリビュート盤は極めて異例だ。
収録はカバー7、オリジナル5、リミックス2、そして当時の音源をそのまま収録した「元祖天才バカボンの春」の15曲。「天才バカボン」「おそ松くん」や「もーれつア太郎」などをモチーフに、電気グルーヴ、筋肉少女帯、矢野顕子らの“赤塚マニア”が参加した。ブックレットには、赤塚さん宅に居候経験のあるタモリのインタビューを収録。CDジャケット表紙には、細野晴臣がコメントを寄せる。
「父の信条は、冗談はまじめに、面白いことは真剣に。そんな赤塚スピリットがぎっしり詰まっています」。15作をじっくり聴いた長女赤塚りえ子さん(43)は、「ロックからジャズ、ダンス系まで曲調はいろいろ。好きな解釈で楽しんで聴いて欲しい。父は『おれの作品はすべての世代に伝わる』と話していた。音楽でも通じるはず」と太鼓判を押す。
赤塚さんが奔放なのは漫画家としてだけでない。故手塚さんの長女をホテルに誘い、浮気相手の家に妻子に乗り込まれ、ドッグフードを味見し、大量のカエルを玄関先に放逐した。「楽しいこと」のためには、家庭さえも犠牲にした“遊びの天才”だ。その奔放な遺伝子がバカボンのパパに受け継がれ、初トリビュートにも生きている。タイトルは「四十一才の春」だが発売は秋。そんなことは問題でない。これでいいのだ!
[2008年8月2日7時25分 紙面から]
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