女優酒井美紀(30)が19日、大学付属病院に勤務する4歳年上の医師(34)と都内のホテルで挙式、披露宴を行った。披露宴終了後に会見した酒井は「胸がいっぱいで…。彼と2人のスタートラインに立ちました」。披露宴で両親への花束贈呈で大きく泣きはらした目の赤みが消えないまま、ウエディングドレス姿で取材陣の前に立った。

 2人の出会いは4年前の米ニューヨーク。約1年半前に再会し、やがて交際に発展した。今年1月に結納を交わし、この日朝、都内の区役所に婚姻届を提出した。「恋心を抱いたのは…、彼が誠実で思いやりのある人で心が揺れました」。恥ずかしそうに言葉を選びながら、人柄にひかれたと打ち明けた。一方、新郎も酒井の「裏表のない人柄にひかれた」と話している。

 プロポーズは昨年12月。「言葉は大切に取っておきたいから」と披露はしなかったが、左手薬指には結婚指輪のダイヤがキラリ。言葉に代わって、大きな愛の光を放っていた。今後は「明るく、コミュニケーションのある家庭」をめざし、子どもは「2人か3人は欲しい」と話した。結婚後も女優を続け、ハネムーンは来年になる予定だ。「できるだけ遠く、ヨーロッパに行きたい。休みは10日ぐらいは取れるかな」。結婚を決めてから心に余裕が生まれ、女優業にもプラスに働いているという。「1つのことを2人でするのは楽しい。台本を読むのは孤独な作業なんですが、キーッとすることがなくなりました」と充実ぶりを明かした。