<フットサル:レディース・ノービスリーグ>◇2日◇第11、12節◇札幌・南区体育館

 里田まい主将(24)率いるサッポロチェルビーズが、念願の初タイトルを獲得した。2部のチェルビーズはあそばナイトColegaに1-1で引き分け、R.O.Hには1-0で競り勝った。この日で勝ち点は28。2位R.O.Hとの勝ち点差を7に広げ、2試合を残して優勝が決まった。

 R.O.H戦は0-0の後半1分、原香菜美(17)のCKから里田主将が決勝ゴールを決めた。相手GKの頭上を越す、強烈な右足ミドル弾。「絶対決めなきゃいけない場面。神様がおりてきたんです」と“里田節”で喜びを爆発させた。この日は点取り屋の秋谷麻衣(20)をケガで欠く苦しい布陣だったが、Colega戦では中塚春菜副主将(21)が同点とする公式戦初ゴール。大島昌充監督(55)は「まだまだ伸びるチーム。ひと冬越せば目指すフットサルができるようになる」と成長ぶりに目を細めた。

 来季は出場チーム数にもよるが、1部昇格が確実視される。里田は「この1年で私がチームメートに頼れるようになって心強いです。1軍(1部)では『ひるまない』をテーマになるべく勝って、なるべく1位を目指します」と飛躍を誓っていた。【奥村晶治】