歌手椎名林檎(30)の10周年記念ライブが11月30日、さいたまスーパーアリーナで最終日を迎えた。デビュー10周年と林檎の生誕30年の「ダブル祝い」。林檎の子どものころのフォトコーナーでは、7歳の長男がナレーションを務めるサプライズ。声だけの登場だが「NHKの時代劇が大好きな7歳です」と自己紹介し、林檎が生後、栄養を吸収できない障害のため大手術を受けたことを明かし「祖母は『生まれたときから(林檎に)ハラハラし通し』と言っております」と、かわいい声で会場を沸かせた。

 5年ぶりのソロライブで68人の管弦楽オーケストラをバックに「幸福論」「本能」などヒット曲を歌った。兄の椎名純平(34)とのデュエットもあった。林檎は「こんなに大勢の前で、しかも大勢の演奏の方々とやるのは初めて。人生史上『一番大勢』です」と1万8000人のファンに感謝していた。