93年に解散した奥田民生(43)ら5人組ロックバンド、ユニコーンが30日放送のテレビ朝日「ミュージックステーションスペシャル」(午後7時)に出演して再始動する。同バンドは今月上旬、新聞号外風のちらしで再結成を表明。テレビに出演するのも93年4月以来16年ぶりで、2月4日発売の新曲「WAO!」を披露する。

 再結成は昨年の新年会でキーボードの阿部義晴(42)が「時を経た僕らが今、一緒に音を出したらどうなるだろう」と話したところ、ボーカル奥田が「そんなの曲作ってみたら分かるよ」と返したことから始まった。同バンドはメンバー全員が曲を書き、それぞれがメーンボーカルを取るスタイル。ライブでは何が起こるか分からないバラエティー的な要素も人気を支えた。解散した理由は「ネタがなくなった」としていたが、16年を経て、再び遊び心が芽生えたようだ。

 新曲は阿部がリードボーカルで奥田はカウベル(牛の首につける鈴)担当という大胆不敵。アーティスト写真は、アラフォー世代とは思えない黄色のド派手ファッションで、プロモーションビデオではギタリスト、ジミ・ヘンドリックスをイメージした場面もあるという。今年はバンドに専念する奥田は「(ソロに比べて)5人いるから責任も軽いし、実家に帰った感じ」と話している。

 [2009年1月23日8時23分

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