今月1日に「流氷の駅」でデビューした演歌歌手走裕介(35)が18日、ふるさとの北海道・網走市で発表会を行った。網走が生んだ初の歌手として地元の期待は大きい。JR網走駅では1日駅長に就任し、後援会長を務める大場脩市長(71)からは網走観光大使に任命された。走は「期待の大きさが肩にずしりと重いです」。作曲家船村徹氏(76)の内弟子として、足かけ10年の修業を積んできた。愛弟子の船出に駆けつけた船村氏も「(兄弟子の)北島三郎や鳥羽一郎よりも歌がうまい。10年耐えたのも大したもの。10万枚売れるのもすぐだと思う」と期待した。CDは発売から3週間足らずで1万枚を突破。この日は約1200人が集まった。「知り合いの顔を見て目頭が熱くなった。応援してくれるみんなのためにも、名前の通り突っ走って歌と網走を全国に広めたい」と誓った。

 [2009年4月19日7時49分

 紙面から]ソーシャルブックマーク