女優井上真央(23)が25日、同名の女子フィギュアスケート浅田真央(19)の金メダル獲得を予言した。都内で主演映画「ダーリンは外国人」(4月10日公開、宇恵和昭監督)の完成披露記者会見に出席。浅田に関する質問に「今、テレビではずっと真央ちゃん、真央ちゃんって言ってるので、ついつい反応しちゃうんです」と照れ笑いした。23日(日本時間24日)のSPもテレビ観戦して「ハラハラドキドキで見ていました。私は今夜の映画の舞台あいさつも緊張しますけど、明日のフリーの方が緊張しますよね」と、家族のような思い入れで見守っている。

 人一倍の親しみを持つ理由があった。2人の出会いは、約10年前にもさかのぼる。中学生時代の井上が演じたTBS系昼ドラマ「キッズ・ウォー」は、浅田の地元名古屋で制作されていた。井上に近い関係者は「小学生だった真央ちゃんが、姉の舞さんとスタジオ見学に来ていたんです。浅田さんは自分と同じ名前の子役が、ドラマで活躍していて、興味があったみたいです」と明かした。幼少時代の浅田は、先に有名になっていた4歳年上の井上真央が、あこがれだったのだ。

 そして浅田が超一流のスケーターとなり、井上が人気女優となっていた07年、東京開催の世界フィギュア選手権を放送する番組に互いが出演して、対談もしていた。以来、浅田にさらに親しみを持った井上は「同じ真央つながりというだけで、応援させてもらってるんです。実際にリンクの目の前で演技を見させてもらいましたけど、私は絶対に真央ちゃんならやってくれると思います。金メダル」と力を込める。

 「絶対に」と言い切れる理由をたずねると、井上は「大地真央さん、小林麻央さんに私と、みんなハッピーオーラでいっぱいでしょ」とほほ笑んだ。さらには浅田が金メダル獲得後のハッピーなマオ会結成にも意欲を示した。「マオ会ですか?

 いいですね~、ぜひマオ会やりたいです」。映画の大ヒット。ともに目標を成し遂げての再会を楽しみにしている。

 [2010年2月26日8時34分

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