女優上戸彩(24)が、NHKの連続ドラマで初主演する。8月31日スタートの「十年先も君に恋して」(総合=火曜午後10時、ハイビジョン=金曜午後6時)で内野聖陽(まさあき、41)と共演することが21日、分かった。上戸の役は、恋に失敗続きの女性編集者・里花。10年後の未来から、まだ出会ってもいない将来の夫(内野)が現れ、「自分とは絶対結婚しないでくれ」と頼まれるという時空を超えたラブストーリーだ。26歳の里花は、未来の夫・博(40)と結婚前の恋人・博(30)との奇妙な三角関係に苦しむ。

 「今回の役どころである里花の“10年”という時間経過をどう演じるか。また皆さんとのセリフの掛け合いも楽しみです」。上戸は10年後に結婚生活に破れ、夢を失う36歳との2役。博役の内野も30歳と40歳の2役で、2人とも難しい演技を要求されそうだ。「内野さんとは、6年半ぶりに共演させていただくのですが、前回の師弟関係から大人の恋愛ドラマへ成長して、今からドキドキしています」(上戸)。2人の共演は、04年1月期のテレビ朝日系「エースをねらえ!」以来。テニス部員と鬼コーチの熱血コンビが、恋人役で戻ってくる。

 脚本は、05年「不機嫌なジーン」や09年「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」などで知られる大森美香氏。劇団ひとり、渡辺えり、渡辺いっけい、木南晴夏、高島礼子、藤竜也らが共演する。全6話を今月末から8月中旬の間に収録する予定。

 [2010年6月22日7時43分

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