6月30日に自殺した韓流スター、パク・ヨンハさん(32)の遺体が2日、安置されていたソウル市内のカトリック大ソウル聖母病院の葬儀場から出棺された。出棺には遺族、芸能関係者を合わせて約100人が立ち合った。また葬儀場周辺には、日本から駆け付けた喪服姿の女性ファン200人以上が集まり、涙で最後の別れを告げた。

 出棺の際には、親友で俳優のソ・ジソプが遺影を抱えて先頭を歩いた。韓国の報道陣から多くの質問が飛んだが、ジソプはうつろな目に涙を浮かべ、唇を震わせたままだった。前日1日、東京でコンサートを行ったばかりのリュ・シウォンも駆けつけた。病気を患っているヨンハさんの父親の姿は見当たらなかった。

 ヨンハさんのひつぎが葬儀場の出入り口まで運ばれると黒のスーツを着た多くの日本の女性ファンから「ヨンハ!」と悲鳴に似た声が上がった。霊きゅう車が走りだすと泣き叫んで駆け寄るファンも見られた。

 当初の出棺の時間は午前8時に予定されていたが、遺族関係者の要望により午前6時に繰り上げられた。ひつぎを乗せた霊きゅう車は、火葬場に着くまでにヨンハさんがドラマ出演したテレビ各局を巡回。さらにヨンハさんが生まれたハプチョンの街にも立ち寄る予定が急きょ組み込まれたからだ。遺体はソウル郊外の盆唐(ブンダン)市メモリアルパークに埋葬されることになった。

 韓国警察当局は、父親の病状、自身の事業問題、芸能活動のストレスから衝動的に自殺を図ったと断定している。

 [2010年7月3日8時2分

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