AKB48の人気ユニット、渡り廊下走り隊が9月1日に発売する新曲「ギュッ」の作詞を、カシアス島田こと島田紳助(54)が担当したことが26日、分かった。AKB48の総合プロデューサー、秋元康氏(54)と夢の共同プロデュースが実現した。

 「クイズ!

 ヘキサゴン2」で羞恥心、「人生が変わる1分前の深イイ話」で新選組リアンなど人気ユニットを生み出した“大物”プロデューサーが、ついに国民的アイドルをプロデュースした。かねて秋元は、島田の歌詞を「それぞれのアーティストを分析し、コンセプトがしっかりしている。プロの作詞家として、十分通用する内容」と称賛していた。番組で顔を合わせた際に作詞を依頼した。渡り廊下走り隊を選んだのは、歌詞のコンセプトが重要なユニットだからという。

 快諾した島田は何日も悩み、秋元に手紙を書いて相談もしたという。書き上げた何編かの中から「詞の世界観とシングル曲のインパクト」があると秋元が選んだのが「ギュッ」だった。あこがれの人に“ギュッ”とされたい乙女心が“ギュッ”と詰まった、キュートな曲に仕上がっている。島田は「今後も音楽にかかわっていく上で、本当に勉強になった。声をかけていただき感謝しています」と話している。

 秋元は「『ギュッ』という言葉から1編の詞を生む作詞家島田の才能は、渡り廊下走り隊を新しいステージに上げてくださった。耳に残る『ギュッ』というフレーズに、ヒットの予感がします」。メンバーの渡辺麻友(16)は「この曲で世界中のみんなを『ぎゅぅぅぅぅぅっと!』抱きしめちゃいたいです!」とコメント。日本のヒットチャートをにぎわす2人の作詞家とアイドルが起こす化学反応が楽しみだ。

 [2010年7月27日10時40分

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