左ほお陥没骨折や全身打撲などの大けがを負った歌舞伎俳優の市川海老蔵(32)が顔の整復手術を行い、1~2週間入院する見込みであることが26日、分かった。30日から出演予定だった京都・南座「吉例顔見世興行」の休演が決定し、片岡仁左衛門と片岡愛之助が代役を務めることが発表された。また、海老蔵は殴られた相手について「暴走族を名乗っていた」と話しており、今日27日にも被害届を提出する。
海老蔵のけがは重傷だった。左ほおの陥没骨折、鼻ははれ、前歯もかけ、左目にはあざ、側頭部にこぶができた。胸、左脇腹、左あごを殴られた海老蔵は、役者の命でもある顔の整復手術を行うことになった。海老蔵といえば、「にらみ」など目力が魅力。しかし、ほおの骨折や目のあざなど目への影響も憂慮されるだけに、早い手術が必要となった。
手術は週明けとみられるが、術後1週間から10日間の入院を余儀なくされそうだ。長期入院に備え、この日、入院先の個室に自宅からキャリーバッグ2個などが持ち込まれた。前日25日夜から泊まり込んでいる妻のフリーキャスター小林麻央(28)が使うとみられる毛布やドライヤーが入っているという。病院で海老蔵を見舞った父市川団十郎は「元気そうだった。顔のはれもひいてきたようだ」と話し、被害届についても「出したいと思っています」と今日27日にも提出する。
また、殴られた相手について海老蔵が警視庁目黒署の調べに「暴走族を名乗っていた」と話したという。海老蔵は24日午後11時から西麻布で歌舞伎俳優仲間と食事し、ジントニック4杯を飲んだ。25日午前0時半すぎ、1人で別の店に移り、初対面の4、5人グループと意気投合。「おれらが知っている店に行こう」と3軒目に誘われた。午前5~6時まで飲んだが、その1人に「この野郎、(グループの1人が)酔いつぶれたのはお前のせいだ」と因縁をつけられ殴られたという。25日の会見で父団十郎は海老蔵が「具合の悪い人を介抱したら、別の人にいきなり殴られた」と話していたことを明かしている。
さらに殴ったのは「色の黒い男」で、海老蔵の所持品もなくなったという。海老蔵の拳に目立った傷はなく、一方的に殴られたとみられる。警視庁は傷害事件として捜査しているが、海老蔵に事情聴取を続けるだけでなく、団十郎や麻央にも事情を聴くという。
[2010年11月27日8時1分
紙面から]ソーシャルブックマーク




