歌舞伎俳優市川海老蔵(32)が顔を殴られ全治6週間のけがを負った事件で、脳科学者の茂木健一郎氏(48)が4日のブログで、海老蔵から電話があったことを明かした。先月26日に茂木氏が書いた「結局悪いのは殴った方。何があろうと海老蔵さんを支持する」との日記を海老蔵が読み、電話をしたようだ。茂木氏は会議に出席するためシンガポールにおり、海老蔵は「もう、死ぬかと思いました。いろいろ報道されていますけれども、そうでなかったこともたくさんあるので、いずれ記者会見をしてきちんと説明したい」と話したという。座頭となる来年1月「初春花形歌舞伎」(東京・銀座のル・テアトル銀座)へも、演目は変えずに出演する意思を見せたそうで、茂木氏は「歌舞伎に打ち込む海老蔵さんの気迫は本物だと信じているし、そうであると知っている」とつづった。

 [2010年12月5日8時25分

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