お笑いコンビ、キングコングの西野亮広(30)が16日から東京・銀座の「杉江画廊」で絵本原画展を開くことが13日、分かった。先月に発売された絵本「Zip&Candy

 ロボットたちのクリスマス」(幻冬舎)刊行を記念した個展で、西野の力作34点が披露される。

 お笑いタレントとして多忙な中、10分でも時間があれば、ペンを握り、スケッチブックに向かった。「絵本の物語を考えるのは好きだからすぐに思いつきましたが、絵は丸2年かかりました。今年の正月休みは返上し、最近もクリスマスまでに間に合うように急ぎました」。絵本はロボットの恋物語で、絵は鉛筆で輪郭を描いた上にペン先0・03ミリの超極細ロットリングペンでコツコツ描いた。風景画の参考に、イタリアにも足を運んでいる。

 西野が絵に真剣に向き合ったのは、思春期からだという。「エロ本を買うお金がないのと、勇気がなくて。だから女性の裸体ばかり描いてると、自然と上達しましたね。裸も似てないと興奮しませんから」。高校の教師からは「美大に進学したらどうか」と勧められていた。

 美術の専門的知識はなく、当時はその道に進む気もなかったが、今は絵が仕事の1つになった。「きっかけは、僕の絵を見たタモリさんからの推薦です。ちょうど6年前ですね。漫才も絵本も作る入り口は同じ。笑いで落とすか、感動を絵で落とすかの違いです。描くことはホンマにしんどいですけど、何もすることがない方がしんどいというか、怖いんです」。

 今年8月、富山で個展を開催しているが、都内では初めてになる。「絵本といっても子供向け、大人向けなんてありません。みんなに原画も見てほしい。相方(梶原)にはサイン入りで手渡してます」。2011年も「しんどい」と言いつつ、自分自身を忙しくしそうだ。【梶ひと美】

 [2010年12月14日8時21分

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