テレビ草創期の人気ドラマ「事件記者」や「西部警察」にレギュラー出演した俳優高城淳一(たかぎ・じゅんいち)さん(本名・依田郁夫=よだ・いくお)が18日午後2時56分、肺がんのため都内の病院で亡くなった。86歳だった。通夜は20日午後6時から、葬儀・告別式は21日午後1時半から東京都新宿区上落合3の4の12の最勝寺会館で。喪主は長女柳谷あき子(やなぎや・あきこ)さん。

 高城さんは戦後、新劇活動を始め、58年スタートのNHKの人気ドラマ「事件記者」では、中央日日のウラさんこと浦瀬キャップ役で人気を集め、「西部警察」で佐川捜査係長役、「大都会」では城西署の加川捜査課長役でレギュラー出演。「水戸黄門」などの時代劇でも敵役を数多く演じた。

 7月27日に体調が悪化して入院。精密検査で末期の肺がんと分かり、本人にも告知されたという。