アイドルグループAKB48が今年の音楽界の頂点に立った。第53回日本レコード大賞が30日、東京・新国立劇場で発表され、AKB48の「フライングゲット」が大賞に輝いた。女性グループの大賞受賞は史上初の快挙。東京・秋葉原から誕生したアイドルグループは、結成から6年で日本音楽史にその名を残すメジャーグループに成長した。今年の活躍は次の通り。<今年のAKBアラカルト>
1月
シングル「Beginner」が売り上げ100万枚突破。デビュー以来18枚目で初のミリオンヒット。
2月
シングル「桜の木になろう」が、発売初週で売り上げ94万2000枚のヒット。初週売り上げ90万枚突破は、99年の宇多田ヒカル「Addicted
To
You」以来12年ぶり。
3月
復興支援活動「誰かのために」プロジェクト発足。被災者支援のため開設した義援金受付口座に5億円を寄付。
4月
AKB48、SKE48、NMB48に続き、HKT48が発足。
5月
シングル「Everyday、カチューシャ」が発売初日で売り上げ94万2000枚を記録。発売2日で100万枚突破。
6月
初のオリジナルアルバム「ここにいたこと」が60万2000枚を売り上げてオリコン週間チャート初登場1位。
8月
シングル「フライングゲット」が発売初日に102万6000枚を売り上げた。
9月
震災復興の義援金が約半年間で約6億6891万円に。
11月
シングル「風は吹いている」が発売初週で売り上げ130万枚。オリコン週間ランキングで、女性グループ史上初の10作連続1位。ピンク・レディーの9作連続1位を32年ぶりに更新。
12月
シングル「上からマリコ」が発売初日に売り上げ95万9000枚、2日で103万を突破。オリコン年間ランキングで、史上初のシングル部門トップ5を独占した。CDやDVDなど年間売り上げ162億8000万円は女性グループ史上最高記録。