桑田佳祐(56)が豪雨を吹き飛ばした。7日、東京・青海の合衆国サンサンアイランドで、3年ぶり野外ライブを行った。豪雨の中、初披露の最新曲「愛しい人へ捧ぐ歌」、ヒット曲「真夜中のダンディー」「波乗りジョニー」など14曲を力強く歌い上げた。昨年末の横浜アリーナの年越しライブ以来、7カ月ぶりの生ライブで約5000人のファンを魅了した。

 “お祭り男”が雨を吹き飛ばした。7曲目「東京」の歌唱中、会場にけたたましい雨音が鳴り響いた。だが、雨脚が強くなればなるほど、桑田と観客は燃えた。

 「波乗りジョニー」の途中、1500発の花火が雨空を彩った。「100万年の幸せ!!」では、桑田自ら、まる子ちゃんのカツラをかぶり、まる子ちゃんダンサーズと歌い、踊った。「私がライブをやると何で雨なのか。どうせぬれるなら、豊島園のプールでやりましょうか。でも今日は本当にうれしい。矢沢幸せ、桑田ハッピー」。おやじギャグで喜びを表現した。

 節目のソロ25周年イヤーにかける思いは強い。18日に25周年の集大成アルバム「I

 LOVE

 YOU-now

 &

 forever-」をリリース。「諸般の事情で、1人7枚ずつ買ってもらわないと」とジョークまじりにPRした。一昨年に食道がんを患い、昨年9月には宮城で復活ライブを開催し、東日本大震災復興支援のメッセージを送った。そして、無事に25周年を迎えられた感謝を胸に9月15日、復活ライブと同じ会場「宮城セキスイハイムスーパーアリーナ」を皮切りに5年ぶりの全国ツアー(10都市22公演)に入る。この日の野外ライブは、その大事な場所へとつながる“キックオフライブ”と位置付けていた。

 「皆さんの声援が、私の生きる糧となっています。9月15日、仙台からやらせてもらいます。いじめたりしないでくださいね。でも、何で雨ばっか降るのかな~」

 雨にも負けず、病にも負けず。桑田はこれからも、音楽で人々に幸せと元気を発信し続ける。【山田準】