元俳優の黒田勇樹(30)が、妻で歌手の中村瑠衣(26)から、家庭内暴力などを理由に東京家庭裁判所に離婚調停を申し立てられたことが20日、分かった。2月12日に第1回調停が行われる。中村が今月12日に警視庁へ被害届を提出したことも判明した。

 中村によると、黒田とは昨年7月10日に結婚したが、翌8月には黒田の家庭内暴力がエスカレート。同13日に黒田が、夫婦げんかの最中に床に倒れた中村の頭を踏みつけ、中村が脳振とうに陥り救急車が出動する騒動に発展した。同30日には、中村が黒田の暴力をツイッターで暴露し、黒田も反論し“中傷合戦”となり別居。中村が出した被害届は、昨年8月13日に受けた暴行を対象とし、実況見分も行われたという。

 さらに中村は、東京家庭裁判所に離婚調停を申し立てた。内容は(1)夫婦関係調整(2)婚姻費用分担の2件で、離婚に加え黒田が滞納した家賃などについても話し合うとみられる。中村は「心機一転し歌手活動に専念したい。ケジメをつけるために決断した。黒田さんと一緒にいた時は、ともに依存する“共依存”という一種の洗脳状態だったことが分かった。そこから抜け出しました」と吐露した。

 一方、黒田は中村との離婚問題で、映画監督を目指す企画を中止したが、現在は映画と演技のワークショップを開き、その成果として映画「黒田勇樹殺人事件」の製作を目指しているという。17日に都内のイベントに出演した際は「しばらくプライベートの話は出来ない。生きざまを伝えるには腹をくくって演技をやるしかない」と俳優復帰を示唆。離婚調停について直撃すると「何も話せないんだ。決まってないと話せないでしょ」と明言を避けた。