俳優新井浩文(34)と女優二階堂ふみ(18)が交際していることが15日、分かった。昨年1月公開の映画「ヒミズ」で共演したことをきっかけに、交際に発展した。個性派として映画界で引っ張りだこの新井と、同映画でベネチア映画祭の最優秀新人賞を受賞した二階堂。国内外で実力派の呼び声高い2人は、16歳の年齢差を超えて、静かに愛を育んでいる。

 映画界で飛ぶ鳥落とす勢いの2人の交際が明らかになった。複数の関係者によると、2人は11年の春に撮影された映画「ヒミズ」の共演で交流を深め、その後に交際に発展したことから交際期間は約1年半程度とみられる。それぞれ親しい知人には、交際していることを打ち明けているほか、都内の飲食店で2人そろって仲良く食事する姿も目撃されている。

 新井の所属事務所は交際について「報告を受けております」と認めた上で、16歳差の恋愛について「いいのではないでしょうか。大人なのでプライベートは本人に任せています」とコメントした。二階堂の所属事務所は「そのような事実は把握していません」と話している。

 新井は、北野武監督のヒット作「アウトレイジ

 ビヨンド」など昨年だけで出演作品が10本公開された。作品はアクションからコミック原作まで、ジャンルもさまざま。映画を中心に活躍しているが、ドラマ出演も多い。独特の存在感と演技力が評価され、出演依頼が途切れない状況が続いている。今後は、真木よう子主演「さよなら渓谷」(6月公開)や、岡田准一主演「永遠の0」(12月公開)などの注目映画に出演している。過去に、坂本龍一の長女で歌手の坂本美雨や、女優池脇千鶴との交際が報じられたモテ男でもある。

 二階堂は、ファッション誌「ニコラ」の専属モデルとして活躍後、女優としてのキャリアをスタートさせた。出世作は主演映画「ヒミズ」(園子温監督)。染谷将太とともに11年のベネチア国際映画祭で、最優秀新人賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」をダブル受賞。日本人の同賞受賞は初の快挙で、当時16歳だった二階堂は世界でも注目される女優になった。今年は生田斗真主演「脳男」を含め4本の出演映画が公開を控えている。