タレント篠原ともえ(34)が、きれいになったと評判だ。ネット上では「激変した」などと書き込まれている。本人に話を聞くと、笑いながら言った。「激変なんかしてないですよ~。でも、うれしいですね。シノラーだった時、『ちっちゃい怪獣』のように思われていて、大人になって人間らしくなったな、という感じでしょうか」。

 1995年(平7)、16歳でデビュー。お団子頭と奇抜なファッション、「クルクル~」のフレーズが受け、「シノラー」ブームを起こした。「1つ1つの仕事が、夢がかなった瞬間でしたので、本当に喜びを自分で抑えきれなかったんですよ。それを表していたら、あんな感じになっていました」。

 その後、大学で本格的にファッションを学び、30代に入ると、歯を矯正してトレードマークの八重歯も消した。ただ、シノラーを消去したつもりはない。「あの頃の篠原のことは孫のように思っています。だから、進化させていきたい。着物で知的番組(NHK・Eテレ趣味Do楽)に出演し、仏像の拝観もしていますが、いろんなスイッチを持っていたいです。15周年ライブでは、シノラーを復活させて、ファンの方も泣いて喜んでくださいました。そういう元気スイッチもまだ持っていますよ」。

 気になる恋愛は「オヨヨとなって、何も」と言い、婚活もしていないという。それでも「そういう年齢ですし、いつかすてきな報告はしたいです。幸せを配る仕事なので。その時は大きく報じてくださいね」と照れ笑いした。【柳田通斉】

 ◆篠原(しのはら)ともえ

 1979年(昭54)3月29日、東京生まれ。95年、歌手デビュー。「シノラー」ブーム後、女優、デザイナーなどの才能が開花し、11年には天文学宇宙検定3級に合格。今年5月から所属事務所として、古舘伊知郎らが中心の「古館プロジェクト」と契約。6日には、東京キネマ倶楽部(鶯谷)で開催の「Guitar☆Man

 LIVE」に出演する。