タッキー&翼の滝沢秀明(31)が命がけで、活火山の溶岩湖への接近調査に挑戦したことが21日、分かった。TBS系ドキュメンタリー特番シリーズ「テレビ未来遺産」の「奇跡の絶景ミステリー

 地球46億年!

 大自然の神秘はこう創られた」(7月17日午後9時)に出演。世界の絶景を紹介し、大自然の神秘や秘密をひもとく番組で、オーストラリア北東に浮かぶ島、バヌアツ共和国のマルム火山を訪れた。

 日本人で初めて火口の中に潜入した。噴き上がる溶岩や炎を目指すかのように、滝沢と撮影チームはロープを使い、90度近い火口の絶壁を懸垂下降(ロープを使って高所から下降する方法)。火口から100~200メートル下りて、溶岩湖に接近した。

 マルム火山は「世界でも有数の悪天候になりやすい地」といわれ、日常的に溶岩湖は雨や霧、火山ガスで覆われている。その状況下、滝沢は山頂に数日滞在。所々で噴き出す火山ガスをガスマスクで防ぎつつ、1日につき3、4回アタックを繰り返したが、下降して溶岩湖を見ることができたのは1回だけだったという。滝沢は国内で懸垂下降の基本講習を受けてロケに参加。プロの火山撮影チームが感心するほどの腕前で、懸垂下降していたという。

 滝沢は挑戦後、「衝撃を受けました。景色は絶景でしたが、ロープで下りた世界はガスマスクを使用しないといられなかったりと、環境は地獄の入り口にも感じました。しかし、ずっとそこにいたいと思ったぐらい感動しました。地球の素顔を見た感覚になりました」とコメントした。

 滝沢のほか、土屋アンナ、鈴木砂羽が出演する。