夏菜(24)池松壮亮(22)が舞台「ぬるい毒」(9月13~26日、東京・新宿の紀伊国屋ホール)で初共演することが25日、分かった。うそから始まった男女の物語で、映画「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が初めて舞台を演出する。原作は、劇作家本谷有希子氏の同名小説。同級生と偽り電話をかけてきた向伊(池松)のうそに付き合い、魅了されてしまう熊田(夏菜)を描いた。
09年の「DUST」以来2度目の舞台挑戦となる夏菜は、昨年後期のNHK連続テレビ小説「純と愛」で、今までのさわやかなヒロイン像とは違う生々しい女性を演じ、幅を広げた。舞台については「妖艶な本をどうやったらおもしろく表現できるかな、と不安と楽しみでいっぱい。また新しい夏菜を見せられるのでは」と言い、池松に対しても「負けないように頑張ります!」とライバル心をのぞかせている。
いちずな少年、好青年役が多かった池松も、うそつきで誠意のない男を演じることで新しい顔を見せられそうだ。吉田監督との仕事は念願だったそうで「とんでもなく奇妙なものが始まりそうだとワクワクしています。人生2度目の舞台に挑もうと覚悟を決めました。池松、また舞台やるってよ」と、吉田作品にかけた言葉で決意を見せた。
吉田監督と本谷氏も縁が深い。6年前、本谷氏の戯曲「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」を、吉田監督が映画化して話題になった。吉田監督は「激痛に耐えて、わなごと引きずり回す勢いでみんな地獄へ道連れです」と話し、本谷氏も「舞台化不可能な小説。考え直してもらいたいと何度も説得しました。魅力的な舞台にされては困ります!」。キャスト、スタッフがすでに熱くなっている。本谷氏主宰の「劇団
本谷有希子」の番外公演として上演。




