今月1、2日の東京ドーム公演で解散したファンキーモンキーベイビーズのリーダー、ファンキー加藤(34)がソロ活動を行うことが26日、分かった。初仕事として、今月29日放送の計15時間に及ぶTBS系大型音楽番組「音楽の日」(午後2時放送)に出演。ソロ活動を宣言する。

 ファンキー加藤がソロアーティストとして始動する。ファンモンは今月1、2日の東京ドーム公演をもって解散した。解散まではファンモンとしての活動に集中。音楽活動を続けていく意向は持っていたが、解散後の身の振り方について、明言することはなかった。

 解散後は頻繁につづっていたブログの更新をストップ。この期間に今後の音楽人生について熟考を重ねていたが、この日、「モン吉とケミカルもそれぞれの新しい道を考え、歩み出している中、オレ自身はどう生きていくべきか、自問自答を繰り返していました。そして決意しました。これから“ファンキー加藤”として、ソロ活動を始めようと思います」と、音楽人生の第2章を高らかに宣言した。

 初仕事は、TBSの大型音楽番組「音楽の日」。過去2年連続で、ファンモンとして出演した実績がある。解散後にもかかわらず、同局に「ファンキーモンキーベイビーズの歌を聴きたい」「今年も出演してほしい」という声が殺到。さらに、歌の力で日本を元気づけようとする番組の趣旨に賛同していたことも、出演の決め手になった。だが、ソロとしての楽曲がないため、歌唱は行わない方針で、ファンモンの東京ドーム公演の映像を振り返りながら、ソロ活動への意気込みを語るものとみられる。

 「3人で出演できないこと、歌を歌うことができないことも分かった上で、視聴者のみなさんの声に応えることができないかとオファーをいただき、考え抜いた末、僕が出演することで少しでも喜んでくれる人がいて、力になることができるのであればと思い、出演させていただくことになりました」

 当然、今後はソロとしての楽曲制作を本格化させる予定で、DJケミカルは実家の寺を継ぐべく修行に入る準備を進めており、モン吉は東京ドーム解散公演のステージ上で「音楽活動は続けていこうと思っています」と表明した。ファンモンメンバーは解散後、それぞれの道を歩み始めている。