昨年11月に乃木坂46を卒業した宮沢セイラ(20)が芸能活動を再開することが27日、分かった。サッカー元日本代表で評論家の宮沢ミシェル氏(50)の長女で、今後はモデル、タレントとして再出発する。

 約4万5000人中33人という狭き門を突破して同グループのメンバーの座を射止めたが、実は「アイドルが好きじゃなかった」という。モナコ公国へバレエ留学中、左足首をけがしてしまい、三角骨摘出手術を受けた。バレエダンサーの夢をあきらめざるを得なかった時、母親が乃木坂46の書類選考に応募した。「ライブや握手会は楽しかった」というが、キャピキャピはしゃぐのは苦手だった。スタッフから指示された「黒木メイサのような感じでクール系」というキャラクター作りにも戸惑った。

 自分らしさとは何かと考え抜いた末、20歳になるタイミングで卒業を決めた。サッカー選手の兄勇樹(23)が夢を追いかけ、今年からタイのプロリーグ「シラチャ・バンブーンFC」に挑戦する姿にも刺激されたという。

 4月19日に東京・代々木第1体育館で開催されるファッションショー「ガールズアワード」出演が決まった。祖父がフランス人ということもあり、「パリコレが憧れ。フランス語は話せませんが、将来パリに修業に行きたい」と未来に思いをはせた。

 ◆宮沢セイラ(みやざわ・せいら)1993年(平5)10月29日、千葉県生まれ。11年8月に乃木坂46の1期メンバーに。13年11月に卒業。今年春に成良からセイラに改名。168センチ。スリーサイズはB84-W58-H86センチ。血液型O。