俳優宅間孝行(44)が、女優井上真央(27)主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」(来年1月4日スタート、日曜午後8時)で、西郷隆盛役を演じることが2日、分かった。

 幕末から明治維新にかけての、長州藩の吉田松陰の末娘杉文(すぎ・ふみ)がヒロインの同作では、薩摩藩の西郷は敵役だ。宅間本人も「4年前にNHKBSドラマで新選組の近藤勇役を演じていたので、敵方の薩摩男を演じるなんて」と驚いていたが、正式に決まると、鹿児島へ飛び、西郷の墓を参り、ゆかりの地も回った。「知れば知るほど懐の深さに感銘を受けた」。

 外見は、一般的にイメージされる西郷とは似ていないが、「懐の大きさなどは残しつつも、新たな西郷さん像を表現したい。偉大な有名人を演じられるのは光栄なことで、身が引き締まります」と背筋を伸ばして、撮影に臨んでいる。