関ジャニ∞が28日、地元大阪で初主演映画が封切られた喜びを分かち合った。同グループは、映画「エイトレンジャー」(堤幸彦監督)の公開初日舞台あいさつを東京と大阪の各劇場で行った。東京では浴衣姿で登壇したが、大阪では、劇中衣装に変身した。メンバー7人全員で同映画のキャンペーンを大阪で行ったのはこの日が初めて。大歓声を浴びながら、満面の笑みを浮かべた。

 大阪・TOHOシネマズ梅田が、ファンの大歓声と泣き声で包まれた。当初、登壇予定のなかった丸山隆平(28)が、サプライズで登場した。関ジャニ∞の7人が、大阪に結集したことで熱狂は頂点に達した。

 デビュー8周年。初主演映画が、コンサートで長く続けてきたコントコーナーを題材にしたところが、関ジャニ∞らしい。関西出身らしい飾りのない言動で人気を集め、ジャニーズでは異色のポジションを獲得。ソロ活動も充実する中、メンバーそろって取り組めた記念すべき作品だった。錦戸亮(27)は「大阪で生まれたエイトレンジャーが、映画になって全国に広まって、初日にここに立てて本当にうれしい」。故郷に錦を飾った感激を口にした。感極まって涙するファンが客席のあちこちにいた。

 メンバーはこの日昼に東京、夕方に大阪に移動して舞台あいさつに立った。東京・TOHOシネマズ六本木で行った舞台あいさつでも、泣きじゃくるファンがいた。村上信五(30)は「エイトレンジャーを形にして、皆さんの元に届けられたのがあらためてうれしい」と充実の表情を見せた。25日にはエイトレンジャーとして同映画主題歌「ER」をシングルとして発売する。村上は「曲的には今までにやったことないテイスト」と胸を張った。

 新たな目標も出来た。初共演した舘ひろしが62歳ながら、光沢のある銀のスーツを着て“ヒーロー”を演じる姿に格好良さを感じた。横山裕(31)は「舘さんくらいの年になってあのスーツを着たい」。横山は「エイトレンジャーでこの夏を盛り上げます!!」とポーズを決めた。