女優中山美穂(42)が25日、都内で行われた主演映画「新しい靴を買わなくちゃ」(北川悦吏子監督、10月6日公開)の完成会見と試写会の舞台あいさつに出席した。現在パリに住んでおり、国内でマスコミやファンの前に姿を見せたのは10年2月7日に主演映画「サヨナライツカ」の舞台あいさつに登場して以来、約2年8カ月ぶり。少し緊張した面持ちで、カメラのフラッシュを浴びた。

 今は仕事のたびに帰国する生活だが、今年は3月にテレビドラマ「終着駅-トワイライトエクスプレスの恋」に主演し、缶チューハイ「アサヒSlat(すらっと)」のCMに出演するなど、例年以上に活発に芸能活動をしてきた。それでも公の場は久しぶり。映画タイトルにかけて会見中、クリスタルガラスの高級ブランド「スワロフスキー」がちりばめられた豪華なハイヒールを共演の向井理(30)にはかせてもらうと「恥ずかしいです…」と照れた。

 同映画は、親友と6年前から構想してきた念願の作品だ。01年の主演ドラマ「Love

 Story」で一緒に仕事をして以来、「日本とフランスの間でもメル友だった」という北川監督と今回の作品の製作を約束した。ところがその後、北川監督が病に倒れてしまった。95年の主演映画「Love

 Letter」の岩井俊二監督(49)と2人で病室を見舞い、「必ず悦吏子ちゃんのメガホンでやろうね」と励まして何年も撮影を待ち続けてきた。岩井監督がプロデューサーを務める形で製作が実現した。中山は「北川さんが、私を意識して(脚本を)書いてる部分があって、演じやすかった」と手ごたえを得た様子だった。

 作品は自身が日常生活を過ごすパリを舞台にしたラブストーリー。オールパリロケで女優としての輝きをスクリーンに刻み込んでいる。【瀬津真也】

 ◆映画「新しい靴を買わなくちゃ」

 ヒールが折れた靴をきっかけに、パリに暮らす女性アオイ(中山美穂)と観光で訪れたカメラマンのセン(向井理)のわずか3日間の恋をパリを舞台に描く。センの妹スズメ(桐谷美玲)とパリで留学中のカンゴの恋愛も。「ロングバケーション」「ビューティフルライフ」などの脚本で知られる北川氏が監督・脚本を担当した。