「ルパン三世」の人気キャラ、次元大介を主人公に描く新作アニメ映画「LUPIN

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 3RD

 次元大介の墓標」(小池健監督)が、今夏公開されることが20日、分かった。次元(小林清志)とルパン(栗田貫一)が、チームを組んでいく前夜を描くスピンオフ作品となる。

 昨年12月に「ルパン三世VS名探偵コナン

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 MOVIE」(「ルパコナ」)が公開されて3カ月。1996年(平8)「ルパン三世

 DEAD

 OR

 ALIVE」以来18年ぶりのルパン三世単独映画の公開が決まった。脚本の高橋悠也氏が、漫画家モンキー・パンチ氏原作の漫画を大胆に解釈。高い技術を持つ孤高のガンマン次元と、盗むことにこだわり緻密に作戦を練る頭脳派ルパンが、どのように相棒になるかを描くオリジナルストーリーとなる。

 12年4月には、27年ぶりのテレビシリーズとして日本テレビ系で「LUPIN

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 ~峰不二子という女~」を放送。「ルパン三世」の初スピンオフ作となった同番組では、不二子(沢城みゆき)を主人公にルパン、次元、石川五ェ門(浪川大輔)銭形警部(山寺宏一)と若き日の5人の活躍が描かれた。不二子がバストトップをあらわにするシーンも話題になったが、今作も若きルパンらを、絵柄も含めモンキー・パンチ氏の原作に近い大人のテイストで描いているという。

 今作でキャラクターデザインと作画監督を務めた小池氏は「ルパンと次元がどうやって相棒になっていったかを描いてみたかった。チームが形成される過程を表現できればと思った」とコメント。製作サイドは、今後も「ルパン三世」のスピンオフ作を作り続ける意向という。

 ◆「ルパン三世」

 怪盗ルパンの孫ルパン三世が、早撃ち0・3秒のガンマン次元、石川五右衛門の13代目の末裔(まつえい)で名刀斬鉄剣で何でも真っ二つにする剣豪五ェ門、「謎の女」不二子と組み、世界各国のお宝を狙う。67年に「週刊漫画アクション」で原作漫画の連載がスタートし、日本テレビ系で71、77、84、12年にテレビアニメが放送された。