新種目の7人制ラグビー男子の1次リーグC組初戦で優勝候補ニュージーランドを破る大金星を挙げた日本は、第2戦でも英国に19-21と大善戦した。

 桑水流裕策主将(30=コカ・コーラ)は「結果的に負けてしまったので悔しい。ニュージーランド戦で自信を持ったので(明日以降に)つなげていければいいと思います。自分たちがチャレンジャーということを忘れずにやりたい」。目標のメダル獲得に向け、気を引き締め直した。

 前半開始早々に約70メートルの独走トライを許して先制されると、直後にも再びトライを奪われ、0-14とリードされた。だが、ここから一気に崩されることはなかった。終了間際にはレメキ・ノマノ(27=ホンダ)がラックのボールを拾って、ゴール中央にトライ。合谷和弘(23=クボタ)がゴールも決め、7-14で折り返した。

 後半も互角の戦いを演じた。福岡堅樹(23=パナソニック)が左サイドを駆け抜け、ゴールラインに迫るなど速さも通用。ラインアウトからのボールを奪取すると、坂井克行(27=豊田自動織機)が中央にトライ。自身でゴールも決めて同点に追いついた。

 ミスでボールを奪われてトライを許したものの、まだまだ諦めない。培ってきたサインプレーで守備を揺さぶると、最後はレメキが左右間にトライで2点差に。坂井のゴールキックは左に外れ、試合が終了した。