昨年の世界選手権覇者、渡部香生子(19=JSS立石)が2分25秒10の全体13位となり、準決勝で姿を消した。

 準決勝2組に出場したが、本来の泳ぎができず、序盤から下位に沈んだ。最後も追い上げることはできず、同組の最下位に終わった。

 レース直後のインタビューでは「何にもできない自分がただただ情けなくて悔しい」と涙を流した。昨年の世界選手権同種目で優勝し、早々にリオ五輪切符を手にしたが、それが重圧にもなった。「去年優勝したことを忘れようと取り組んできたが、オリンピックで何もできなかった」と肩を落とした。