<J1:名古屋3-3松本>◇第1節◇7日◇豊田ス

 松本は追い付かれて引き分けた。終始リードし勝てる試合だったが、価値ある引き分けだといいたい。武器であるセットプレーとカウンターが初めてのJ1の舞台でもある程度通用すると証明できたからだ。

 失うものはないという気持ちをピッチで体現し、すべてを出し切った。名古屋との予算規模、戦力の差は明らか。限られた予算で、選手も思うように獲得できない中「こうやって勝っていくんだ」という教科書のようなチームを反町監督が突き詰めて、作り上げている。

 当面の目標となる残留へ、一番大事なのはメンタリティーとなる。2点リードして逆にバタバタしてしまった。まだJ1で勝った経験がない。仕方ないと言っていては、勝ちきれない試合が続く。ピッチで声を掛け、しっかり試合を終わらせることのできるリーダーが必要だ。この役目をJ1での経験豊富なDF田中選手に期待したい。(日刊スポーツ評論家)