【プノンペン15日】チーム最年少のFW南野拓実(20=ザルツブルク)が、17日のW杯アジア2次予選カンボジア戦で先発する可能性が出てきた。複数の関係者によると、試合会場で行われた戦術練習でFW本田に代わって右サイドに入る場面があった模様だ。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は12日のシンガポール戦後、カンボジア戦で新たな選手の起用を示唆。10月の国際親善試合イラン戦で国際Aマッチ初出場を果たした20歳に代表初先発の機会が巡ってくるかもしれない。
2度目の代表招集で南野に大きなチャンスが巡ってきそうだ。戦術練習で右サイドに入る場面があり、周囲との連係を確かめた模様だ。南野は「試合に出られれば結果を残したい。ゴールかアシストができれば」と意欲を見せた。
12日のシンガポール戦はFW金崎、MF柏木と新戦力が躍動した。試合後の会見で、ハリルホジッチ監督はカンボジア戦でも新しい選手を起用する可能性があるとしていた。南野が所属するザルツブルクの本拠地レッドブル・アレナは人工芝で、試合会場の人工芝にも違和感はない様子。昨冬の移籍でゴールへの意識が強くなったといい「もし出るとしたら前のポジションになると思う。引いた相手に対し、相手の裏を取る動きだしをできれば」と、イメージを膨らませた。
代表初招集となった10月の遠征は、親善試合のイラン戦で後半42分から出場した。ピッチに長い時間立てず「悔しい」と負けん気をあらわにし、今回の招集に「まずは試合に使ってもらえるようにしっかり練習からアピールしたい」と決意を新たにしていた。
チーム最年少であるとともに、MF遠藤とリオデジャネイロ五輪を目指すU-22(22歳以下)日本代表にも名を連ねる。「若い選手がフル代表で活躍するのはチームの底上げにも必要だと思う。世界の強豪国を見ても若い選手が重要になっている。自分も競争に入っていければ」。代表初先発のチャンスで結果を出し、若きパワーをチームに注入する。【岩田千代巳】

